スイーツ歴史コラム– archive –
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第11回 練り切りの元祖:職人の手技が光る四季の芸術菓子
桜、紅葉、雪、菊、梅、そして月——日本の四季が、ひと口サイズの菓子の上で再現される。職人が三角ベラと布巾ひとつで、白あんに日本の風景を刻み込んでいく。その美しさに一瞬、食べるのが惜しくなる。そんな特別な瞬間を生み出す和菓子が「練り切り(ね... -
第10回 饅頭の元祖:中国から来た禅僧が伝えた包み菓子の歴史
饅頭(まんじゅう)は和菓子の中でも特にバリエーションが豊富なお菓子です。薄皮の中にあんこが入ったシンプルな構造ながら全国各地に無数の種類があります。日本に饅頭を伝えたのは1341年(南北朝時代)に中国・宋から来日した禅僧・林浄因(りんじょう... -
第9回 落雁の元祖:日本三大銘菓にも数えられる干菓子の精髄
落雁(らくがん)は米粉や砂糖を型に押して作る干菓子です。茶道の世界で抹茶とともに楽しまれる上品な和菓子で、繊細な甘さと美しい形は日本の菓子文化の粋といえます。落雁の原型は中国や東南アジアの「軟落甘(なんらくかん)」という菓子に由来すると... -
第8回 煎餅の元祖:唐菓子から庶民のおやつへ、1000年の歩み
パリッとした食感と醤油の香ばしさが食欲をそそる煎餅(せんべい)は、日本のお茶うけの定番です。この庶民的なお菓子は1000年以上前から日本に存在しています。煎餅の起源は奈良時代に遡ります。717年に唐から来日した僧・道鏡が持ち込んだ「唐菓子(から... -
第7回 最中の元祖:満月を模した雅な和菓子の誕生秘話
最中(もなか)は見た目の美しさと上品な甘さで、日本の和菓子の中でも特別な存在です。お土産の定番でもある最中は、風流な和歌の世界から生まれたお菓子です。最中の名前の由来は「最中の月(もなかのつき)」、つまり「満月」を意味する言葉からきてい... -
第6回 団子の元祖:縄文時代から続く?日本最古のスイーツ
「花より団子」ということわざがあるように、団子は日本人にとって最も身近な和菓子のひとつです。お花見にも月見にも欠かせない団子は何千年もの間愛されてきました。団子の原型となる「粉を丸めて蒸す・焼く」という食品は縄文時代の遺跡から出土したど... -
第5回 柏餅の元祖:端午の節句に食べる縁起菓子の由来
5月5日の端午の節句に欠かせない和菓子といえば柏餅です。緑色の柏の葉に包まれた白い餅の中には甘いあんこがたっぷり。このシンプルな組み合わせが何百年も愛され続けています。柏餅が端午の節句と結びついたのは江戸時代のことです。柏は「新芽が出るま... -
第4回 桜餅の元祖:隅田川の桜の葉から生まれた春の風物詩
春になると和菓子店に並ぶ桜餅は、薄ピンクの餅と塩漬けの桜の葉の香りが日本の春に欠かせない風物詩です。この桜餅は江戸時代に東京・長命寺で生まれました。桜餅の元祖は享保2年(1717年)に生まれたとされています。江戸・墨田川のほとりにある長命寺の... -
第3回 どら焼きの元祖:武蔵坊弁慶も食べた?その起源をたどる
どら焼きはその起源が諸説ありながらも、日本のソウルフードとして親しまれています。今回はどら焼きの元祖と歴史を探ります。どら焼きの名前の由来は「銅鑼(どら)」にあります。一説によると、武蔵坊弁慶が農家に御礼として銅鑼の上で生地を焼いて渡し... -
第2回 大福餅の元祖:庶民が愛した「腹持ちの良い餅」の変遷
大福餅は老若男女を問わず愛される和菓子の代表格です。江戸時代の庶民の知恵と工夫が詰まったこのお菓子の歴史をたどります。大福餅の前身とされるのが「鶉餅(うずらもち)」です。江戸時代中期(1700年代)、江戸の露天商たちが売り歩いた小さな餅菓子...