饅頭(まんじゅう)は和菓子の中でも特にバリエーションが豊富なお菓子です。薄皮の中にあんこが入ったシンプルな構造ながら全国各地に無数の種類があります。

日本に饅頭を伝えたのは1341年(南北朝時代)に中国・宋から来日した禅僧・林浄因(りんじょういん)とされています。彼は奈良・塩瀬で小豆あんを小麦粉の皮で包んだ「饅頭」を作り将軍足利尊氏に献上したと伝えられています。

江戸時代になると饅頭は庶民にも広まり、各地で独自の饅頭文化が花開きました。酒饅頭・蒸し饅頭・焼き饅頭など製法も多様化し、地域の名物となっていきます。

現代でも饅頭は和菓子の王道として愛されています。温泉地のお土産として有名な「温泉饅頭」など、旅先でその土地の饅頭を食べるのも旅の楽しみのひとつです。
🏪 現在も元祖として営業中のお店
■ 塩瀬総本家
1349年(南北朝時代)の創業。日本の饅頭の元祖の店。700年以上の歴史を誇る。代表銘菓「志ほせ饅頭」は今も変わらぬ製法で作られている。