最中(もなか)は見た目の美しさと上品な甘さで、日本の和菓子の中でも特別な存在です。お土産の定番でもある最中は、風流な和歌の世界から生まれたお菓子です。

最中の名前の由来は「最中の月(もなかのつき)」、つまり「満月」を意味する言葉からきています。最初期の最中は米粉で作った薄い丸い煎餅のようなもので、現在のようにあんこを挟む形ではありませんでした。

あんこを薄皮で挟む現在のスタイルが確立されたのは江戸時代のことです。1700年代、江戸・赤坂の氷川神社近くの茶店が、池に映る満月に見立てた丸い最中を売り出したのが始まりとされています。

現代の最中は全国各地に名品があり、形や中身も多彩です。栗・柚子・黒ごまなど様々なあんを使ったものや、アイスクリームを挟んだ「最中アイス」も人気です。
🏪 現在も元祖として営業中のお店
■ 鶴屋吉信(つるやよしのぶ)
享和3年(1803年)、京都・西陣で創業。220年の歴史を持つ京菓子の老舗。最中をはじめとする上生菓子が有名。