【地域の名物菓子③】たい焼きの元祖(東京):麻布十番から全国へ広まった国民的おやつ

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鯛の形をした焼き菓子「たい焼き」は、日本全国で親しまれる庶民的なおやつです。薄い外皮とたっぷりの粒あん、尾びれまであんこが入っているかどうかで職人の腕が試される——そんなたい焼きですが、その誕生は明治時代の東京に明確に記録されています。

たい焼きの元祖とされているのは、1909年(明治42年)に東京・麻布十番に創業した「浪花家総本店(なにわやそうほんてん)」です。初代・神戸清次郎が、今川焼き(円形の生地にあんこを挟んだ菓子)から着想を得て、縁起の良い鯛の形にしたたい焼きを作り始めたとされています。

その後、たい焼きは屋台や縁日の定番として全国に広まっていきます。特に1976年(昭和51年)に流行したヒット曲「およげ!たいやきくん」はたい焼きブームを引き起こし、日本中で空前のたい焼き人気が沸騰しました。この歌の影響で「たい焼き」は一気に国民的なおやつとしての地位を確立しました。

現代のたい焼きはあんこ以外にも、カスタードクリーム・チョコ・キャラメルなど多彩なバリエーションが生まれています。また「白いたい焼き」(もちもち生地)も2000年代に流行し、新たなたい焼きブームを引き起こしました。麻布十番の浪花家総本店は今も行列が絶えない人気店として、元祖の味を守り続けています。

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この記事を書いた人

全国47都道府県のスイーツ・銘菓を食べ歩くスイーツ愛好家。楽天市場でのお取り寄せ歴10年以上で、本当に美味しいものだけを厳選してご紹介しています。チョコレートとチーズケーキが特に好き。地方の隠れた名品を発掘するのが何よりの楽しみです。

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