なめらかなカスタードの甘さと、ほろ苦いカラメルのハーモニー——プリンは日本のデザートの定番中の定番です。コンビニでも手軽に買えるほど身近な存在ですが、日本にプリン文化が根付くまでには明治時代の横浜から始まる興味深いドラマがありました。

プリンの原型となるカスタードプディングはイギリスが発祥とされています。日本には明治時代の開港期に横浜や神戸などの港町に住む外国人を通じて伝わりました。最初は外国人向けのホテルやレストランで提供されていました。

日本人にプリンが普及したのは大正から昭和初期にかけてのことです。横浜の洋菓子店や喫茶店でプリンが提供されるようになり、その甘くやさしい味が日本人の口に合ったことから急速に広まりました。

現在の日本のプリン文化は世界でも独特の進化を遂げています。固めのカスタードプリン・とろとろの半熟プリン・濃厚チーズプリンなどバリエーションも豊富です。また各地のブランド牛乳や名産品を使ったご当地プリンも人気です。
🏪 現在も元祖として営業中のお店
■ ホテルニューグランド
1927年(昭和2年)横浜・山下公園前に創業。プリン・ア・ラ・モードの発祥の地とされる歴史的ホテル。現在もカフェで伝統のプリン・ア・ラ・モードを提供。