ソフトクリームが日本で初めて売られたのは、1951年(昭和26年)7月3日、東京・明治神宮外苑でのことでした。この日、進駐軍(アメリカ占領軍)が主催したカーニバルの模擬店で、コーンにのせたソフトクリームが日本人の来場者に初めて提供されたと伝えられています。今ではソフトクリームの日にもなっているこの日付を出発点に、この記事ではソフトクリームの発祥、日本への上陸、「ソフトクリーム」という名前の由来、アイスクリームとの違い、そして全国に広がったご当地ソフト文化までを、出典をたどりながら整理します。
ソフトクリームの発祥はどこ?
ソフトクリーム(英語では soft serve)そのものの発祥は、1930年代のアメリカとされています。移動販売中にアイスクリームがやわらかく溶けかけた状態がおいしいと評判になった、という逸話や、乳業チェーンが柔らかい提供方式を考案したという説など、その起源には諸説あります。いずれにせよ、通常のアイスクリームより空気を多く含ませ、やわらかい状態でその場で絞り出して提供するスタイルが、アメリカで20世紀前半に広まったと考えられています。移動販売車のアイスクリームが暑さでやわらかくなったところ、かえって口当たりがよく人気を集めた——という言い伝えは、ソフトクリームらしさの本質をよく表していると言えるでしょう。
日本にソフトクリームが登場した日
日本で初めてソフトクリームが販売されたのは、前述のとおり1951年(昭和26年)7月3日、明治神宮外苑で開かれた進駐軍主催のカーニバルでのことでした。アメリカの独立記念日(7月4日)を祝うイベントで、コーンスタイルのソフトクリームが模擬店に並び、多くの日本人が初めてその味を体験したとされます(出典:日本ソフトクリーム協議会・日世/日本食糧新聞)。戦後まもない時期に登場したひんやり甘いおやつは、やがて全国へと広まっていきました。
「ソフトクリーム」という名前の由来
「ソフトクリーム」は、実は和製英語です。英語では「ソフトサーブ(soft serve)」あるいは「soft serve ice cream」と呼ばれます。日本では、やわらかい(ソフトな)クリーム状のアイスであることから「ソフトクリーム」と自然に呼ばれるようになり、この呼び名がすっかり定着しました。海外で同じものを注文するときは soft serve と伝えると通じやすい、という豆知識も覚えておくと便利です。
ソフトクリームとアイスクリームの違い
ソフトクリームとアイスクリームは、原料こそ似ていますが提供される温度と状態が大きく異なります。アイスクリームがおおむねマイナス18℃前後で保存・提供されるのに対し、ソフトクリームはマイナス5〜7℃ほどのやわらかい状態で、専用のフリーザーからその場で絞り出して提供されます。この「作りたてのやわらかさ」こそがソフトクリーム最大の持ち味で、冷たすぎないぶん口どけがよく、ミルクの風味を感じやすいのが特徴です。冷たいデザートの歴史をさらにたどりたい方は、かき氷の起源と歴史の記事もあわせてどうぞ。
7月3日「ソフトクリームの日」
7月3日は「ソフトクリームの日」です。これは、1990年(平成2年)に発足した日本ソフトクリーム協議会が、1951年7月3日に日本で初めてソフトクリームが販売されたことを記念して制定したものです(出典:日本ソフトクリーム協議会)。品質の向上と、ソフトクリームの魅力をより多くの人に知ってもらうことを目的とした記念日で、毎年この時期にはさまざまなキャンペーンが行われています。夏のはじまりを告げる記念日として、ソフトクリーム好きにとっては見逃せない一日です。
全国に広がったご当地ソフト
今日では、ソフトクリームは観光地や道の駅、牧場などで欠かせない存在になりました。北海道の濃厚なミルクソフト、抹茶やほうじ茶を使った和風ソフト、地元の果物やわさび・塩・しょうゆなど土地の名産を取り入れた変わり種まで、ご当地ソフトは旅の楽しみのひとつです。牧場やサービスエリアで味わう一本には、その土地ならではの物語が詰まっています。日本の冷たいスイーツの歴史については、アイスクリームが日本に伝わった歴史の記事もぜひご覧ください。
ソフトクリーム・アイスのお取り寄せ
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よくある質問
Q1. 日本でソフトクリームが初めて売られたのはいつですか?
A. 1951年(昭和26年)7月3日、東京・明治神宮外苑で開かれた進駐軍主催のカーニバルで、コーンにのせたソフトクリームが初めて販売されたと伝えられています。
Q2. ソフトクリームとアイスクリームは何が違うのですか?
A. 主な違いは提供温度と状態です。アイスクリームがマイナス18℃前後で提供されるのに対し、ソフトクリームはマイナス5〜7℃ほどのやわらかい状態で、その場で絞り出して提供されます。
Q3. なぜ7月3日が「ソフトクリームの日」なのですか?
A. 1951年7月3日に日本で初めてソフトクリームが販売されたことにちなみ、日本ソフトクリーム協議会が記念日として制定したためです。
まとめ
ソフトクリームは、1930年代のアメリカで生まれ、日本には1951年7月3日に明治神宮外苑で初めて登場しました。「ソフトクリーム」という呼び名は和製英語で、やわらかい状態で絞り出して提供するのが最大の魅力です。7月3日の「ソフトクリームの日」に、その歴史に思いをはせながら一本味わってみるのも、きっと楽しいはずです。
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