【洋菓子の日本発祥③】ショートケーキの日本独自進化:なぜ日本のケーキはイチゴが乗るのか

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ふわふわのスポンジに生クリームとイチゴ——日本のショートケーキは、世界でも類を見ない独自のスタイルを持っています。アメリカで生まれた「ショートケーキ」は本来ビスケット生地にいちごを添えたものでしたが、日本に伝わったことで全く異なる進化を遂げました。

日本のショートケーキの原型を作ったのは、明治・大正期の洋菓子職人たちとされています。特に有名なのは、1922年(大正11年)に「不二家」の創業者・藤井林右衛門がスポンジ生地に生クリームとイチゴを組み合わせたケーキを考案したという説です。アメリカのショートケーキから着想を得ながらも、日本人の好みに合わせて変化させました。

昭和時代に入ると、ショートケーキはクリスマスや誕生日などハレの日のケーキとして定着します。戦後の高度経済成長期には、洋菓子店が全国に広まり、日本のショートケーキは家庭でも作られる身近なケーキとなりました。イチゴの生産技術の向上と価格の安定も、イチゴショートケーキの普及を後押ししました。

現代でも「ケーキといえばショート」という認識は根強く、クリスマスケーキの定番はイチゴのショートケーキです。近年はフランス菓子などの影響でムースケーキやタルトなども人気ですが、スポンジ+生クリーム+イチゴの組み合わせへの愛着は不変です。世界のどこにもない「ジャパニーズショートケーキ」は、日本の洋菓子文化が生んだ傑作といえます。

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この記事を書いた人

全国47都道府県のスイーツ・銘菓を食べ歩くスイーツ愛好家。楽天市場でのお取り寄せ歴10年以上で、本当に美味しいものだけを厳選してご紹介しています。チョコレートとチーズケーキが特に好き。地方の隠れた名品を発掘するのが何よりの楽しみです。

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