【和菓子の元祖⑱】草餅の元祖:春野原のよもぎが生む、モチモチほろ苦い邪気払いの縁起菓子の歴史

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春の野原に息づくよもぎの、あのほろ苦くも爽やかな香りが餅の中にふわりと溶け込んだ草餅——。鮮やかな緑色と、口の中でやわらかくのびるモチモチの食感は、一口頬張るだけで春の訪れを全身で実感させてくれる日本の伝統和菓子です。じつは草餅は、平安時代にその原型が生まれたとされる1000年以上の歴史を持つ縁起菓子。邪気を払う宮廷の節句菓子として生まれ、江戸の街角では「草餅売り」の声が春を告げ、今も日本人の心に春を呼ぶ和菓子として深く根付いています。その歴史をたどってみましょう。